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作者一覧 心のアート展

この絵は、自分を極限まで追い込んで、ボロボロと色々出て来た絵の1つである。どう考えたかというと、最初はゴム版画で人物を刷って、それに色を色々変えて塗ってみようと思ったが、それでは被写体は違うが、アンディ・ウォーホールと変わらないなと思い、じゃあアンディ・ウォーホールを写実的に描いたら面白いのではと、思いついたのである。

描き方は自分で考え出したものなので。

瞳孔と鼻の穴、白目は普通に黒と白で、それ以外は違う色で、補色の上に補色を塗り、さらに、補色と補色を対比させてみたり、陰(影)、髪、エプロンが黒だったので、それを全部ビリジャンにした。顔は黄緑に白を混ぜて塗り、その上からピンクに白を混ぜて塗った。顔の陰(影)はビリジャンをグラッシして塗った。髪は赤の上からビリジャンを塗り、服の陰(影)の薄い所はそのままビリジャンをグラッシして塗り、濃い所は(例えばパーカー)、最初は青紫、その上にイエローオーカー、その上に赤、その上にビリジャンでグラッシをするとこの黒っぽい緑になる。かすれた部分は赤、その上にビリジャンでスフマートする。あるいはイエローオーカーの上にビリジャンでスフマートする。髪の毛のハイライトは2号(一番細い筆)で、白で描き、際はその上にビリジャンでグラッシする。この作品の色は白、黒は最低限で、他の部分も実在の人物とは服も背景も含めて違う色にしている。自己流なので。

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