「油絵具とアワビの貝殻で作成した揚羽蝶」

自分は造形の作品について、なるべくお金をかけない、廃棄されるものを使用して、その素材を活用して、また蘇らせて新しいものに復活させて、まわりの人に少しでも物を大事にすることを感じてもらえるように工夫し、より良く仕上がるように制作の中に取り組んでいます。

いつも自分の周りに、なにかないかと思っています。今回の揚羽蝶の羽根の部分は魚屋さんで廃棄処分のアワビの貝殻を分けてもらい、揚羽蝶の羽根に使いました。アワビの貝殻を見つけてから、昔からの螺鈿細工のイメージで貝殻の内側の、綺麗な見る方向で色が変わる、これを活かそうと決めて作りました。病院内にある庭木のみかんの木に揚羽蝶がたまにきているのを見て、それをヒントに揚羽蝶を作成することに決めました。