『真珠と花の囁き』

丘の上病院に入院していた頃、〈造形教室〉で水彩画を描いていました。その丘の上病院が閉院して20年。〈造形教室〉が移った平川病院へ行きたい、油絵を描きたいとずっと思っていました。

ちょくちょく顔を出すことはあっても油絵を描くことはありませんでした。一昨年の10月からコンスタントに通えるようになり、油絵を描いています。今年、心のアート展に出品できることはとても嬉しいです。普段家にいる時は、とても苦しい思いをすることが多いのですが、〈造形教室〉のアトリエに行って帰って来た日は、帰りに見た夕日がとても綺麗だなあとか思うこと、感じることが出来ます。アトリエに来て、絵にも支えられ、仲間にも支えられている日々です。

『真珠と花の囁き』はアトリエの先生やスタッフにアドバイスを受けて一生懸命描きました。稚拙な絵ですが、グレイジングの技法を教わりながら挑戦し、何度も塗り重ねて描き込んでみました。