心のアート展とは

新たな使命としての芸術・文化活動

東京精神科病院協会が主催する「心のアート展」は、単に精神障害者の描いた絵の発表の場、あるいは治療成果の発表の場としてではなく、純粋に作品そのものを広く一般の方々に観ていただく芸術展として開催するものです。

苦境の中から生み出された作品は、困難な現代社会に生きる多くの心に響くはずです。そこに浮かびあがるのは精神病という「病」ではなく、「精神」そのものであり人間の全体性としての「生命」でしょう。

既存の知識、価値観、制度的枠を超え、共通、普遍の問題を投げかける切実な表現を、公共性が高く、かつ専門的なギャラリーにおいて展示することにより、精神障害に関する偏見を乗り越え、理解を深める転機となることはもちろん、医療、福祉、芸術の枠にしばられることなく、むしろそれらの世界に新しい分野を開き、社会に向けて発信していく文化的、社会的アート活動となることを目指しています。

※「心のアート展」は東京精神科病院協会会員病院からの公募作品展示です。

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