先日、個展を2回開いたギャラリー木馬で、あるアーチストがピアノを弾いているのを聴き、私も部屋でホコリをかぶっていたキーボードを取り出してみた。やさしいピアノ曲の楽譜はいっぱい持っているので初心者用にアレンジした簡単なクラシックを休日や〈造形教室〉のある日の朝などに練習している。また、アトリエの合評会でメンバーの作品を見ているうちにデザイン画風の直線と曲線を組み合わせ、鉛筆と色鉛筆で着色した絵も湧き上がるように描き始め、癒しとなっている。さらに、30代の頃にクラシックバレエを数年習っていた私だが、今年の10月の個展ではオープニングパーティーでダンスを披露することができ、今はピアノを練習した後にイタリア、ドイツ、フランスなどの曲の入った手持ちのCDに合わせて、自分で振り付けをしながら、踊っている。

芸術への興味が高まっているところで、この絵は従来の私の絵とは一味ちがうが、これから

動物や鳥と花を組み合わせたヨーロッパの画家でいえばアンリ・ルソーのような絵をしばらくは目指してみたいと思っている。