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作者一覧 心のアート展

精神の病いになり絶望と強い薬のせいで地獄の底を這い回るような日々から回復しここ数年は平穏に過ごしていましたが、ここ最近の世の中の動きを見ていると、昔ほど状態は悪くないものの、再び不安と苦しい思いがよぎるようになって来ました。相模原では障害者を標的にしたヘイトクライムが公然と行われ、世界的にも排他主義が横行しています。背後にはネットを中心としたメディアによる人との関わり方の変化があるとは思います。ネットメディアは人の不安に訴え易いので国家、人種が危機にさらされているという図式が示しやすいからそういう考えは広がりがちではないかと思います。こういうことを言うとそうではないと言われる方もいらっしゃるかも知れませんが健常者も障害者同様に、あるいはそれ以上に精神的に脆弱な面があると僕は最近思っています。今からテレビのような既存メディアに戻るのは難しいしメディアの持つ強い影響力から独立し普通の思考を保つのが今の時代難しくなっているではないかと思うのです。今回出品した3作品の中で特に思い入れがあるのは地獄遊園地です。テーマは夢見ていた子供時代から大人になり夢破れ、また夢という名の騙しから目覚め、この世の中が遊園地等ではなく人々が苦しむ地獄遊園地だと気付いたときそれまで見た世界以上に存在感のある美しい景色として世界が見えるというものです。某キャラクターが登場するやばい絵として楽しんで頂ければ幸いです。

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