『沈黙の怒り』
僕を惑わす、その思想が嫌い。
厄介者だと思わないで下さい。
あんたらの考え方は古い。
あんたらの考え方は腐り切っている。
そう想う僕は、まるでシュールレアリスト。
明日は何が起きるだろう。
明日も僕の考えは、更新されるだろうか。
誰かに駄目だと指摘される。
それでも僕は自分を変えようとしない。
正しいと思っているから。
自分が絶対だと思っているから。
自信がある人は皆優しく、そして冷たい。
ああ、僕は、僕みたいな人間になりたくなかった。
震える心臓は今、どんな曲を奏でる?
逃げるように駆け込んだ喫茶店で飲む、
ブラックコーヒーは無慈悲な味。
感情のない僕には丁度いい。
上書きの人生。全ては上書きの人生
君たちに、ありがとうと言いたい。
変わり者の僕と付き合ってくれて、ありがとうと。
もうとっくに怒りなど通り越していた。
感情が麻痺していたんだ。
我に返った僕は、何処へ向かう?
足踏みして立ち止まるのは、もうやめよう。
灰になる日まで、自分にさよならをするのは、やめよう。
希望の灯りを瞳に焼き付け、
ゆっくりでいいから、歩き続けよう。
ジストニアと闘い続ける僕。
そんな運命を背負った自分が、たまらなく好きだ。
群れから離れた獅子は、もう二度と戻ることはないだろう。