紺色のTシャツは、伊是名島へ一人旅に行った時ずっと着ていた
野宿をして歩いた
満潮で寝袋ごと流されそうになった
珊瑚がシャラシャラ響く
夜空をみながら眠る
このまま海の泡になってしまってもいいような、大自然の一部分として溶け込んでいくような
野草や砂粒と同じ生命を感じていた
ネーブルオレンジは主食だった
翌日に寝袋を乾かしていると島の婆さんに出会い、その日の夜は婆さん家で過ごした
モチーフを決めたあと、描いていく時間は重要になっています。
どの服を選ぶか考えることもありますが、一番大切な事は、グルグル描いている。
そのときだけ、正直なほんとうの自分になれるというか、安心して、落ち着くのです。