絵を描いて、月に一度の主治医との面接の前に、
「アート展」出品作について、書く。
出品作は、タイトルが『黒い雨』と付けた。
これは、今まで何かに付け、一般の社会では聴かれる言葉で、
広島、長崎での戦争の時の原爆投下に依り、被爆された方達が、
投下数日経過後に当地に於いて、雨が降った。
その雨が黒い色をして、被爆者の体に降りかかった。
今になれば、戦争は終り、東北の被爆になる。
70年近い、月日が過ぎ、その方達のほとんどの人達は、
今は亡き人、私は、広島の原爆投下から3年か4年経過して
戦後に生まれ、今は70近い。そのことを、今、描く。