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一言で言切るのなら〈恋をしていることの証〉です。

60歳ですが、主治医に恋していて。ですが医師は、当然病院には居ない訳です。その存在しない病院で寂しく、孤独と闘う自分自身があり、ひたすら春を描く訳です。花を描き、自分自身を問いながら描く。これは自己を入院中に高める為の手段です。春先の日差しは眩しいです。紺色の帽子を頭にのせて、自分自身を見つめる。いい機会です。

主婦である事を辞め、精神病院に入院した。子供の事を忘れ還暦の青春を過ごすのも、人を好きになるのもいいものです。なかなかできるものではないと思うのですが。確かに40年前画学生であった時期もありました。40年間のブランクを超え、絵を描く切っ掛けを与えて下さった、先生の励みの言葉、わたしの絵を最初に見つけ認めて下さった、新聞社の方の恩に厚く御礼申し上げます。

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