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作者一覧 心のアート展

14歳の頃、アトピーが酷く入院する話まで出たほどだった。顔は風船のように腫れただれ、布団は血と膿で汚れた。毎日気が狂うほどの痒みとの戦いだった。私は人の視線に絶えず怯え、性格も様変わりした。そんな感じで十代から二十代前半が過ぎ去って行った。美しくなれないのなら、せめて美しいものを描こう。そんな気持ちでずっと絵を描いて来た。私の描いた作品全てにその思いが込められている。アトピーのせいで心の病さえ背負う事になったが、同時に枯れる事の無い創作意欲も与えられた。苦しみに意味を見い出しながら今後も絵を描いて行きたいと思う。

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