私にとって油絵を描くというのは、画家だけではなく音楽家でも作家でも芸能人でも国の平和や豊穣や安定を祈る活動だと思っています。小学生の頃はバイオリンやピアノを習っていたのですが、小学生の終了頃、限界を感じ、小学生の図工の先生に「あなたの絵はとても綺麗」と言われました。私は音楽よりも美術の方が脈があるのかなと思うようになりました。中学・高校の頃も美術部にいたのですが、楽しかったものの、あまり熱心にやりませんでした。でも井出先生が私の作品を高く評価してくれました。むしろ中学生の頃はマンガを読んでいました。高校生の頃は映画を観てました。学生時代は歌舞伎を観てました。専門は日本文学科でした。一旦就職したのですが一年未満で部長さんごとクビになり、バブルがはじけ、井出先生も笑いながら「やっぱりあなたは絵を描きなさいっていう事だったんだよ」と言ってくれました。そこから絵を描き始めて、本格的に描き始めたのは26歳の1月頃からで、今年で28年目になります。もう解散しましたが草耀会と芙蓉会というグループに入ってました。
花や植物・人物・風景それ自体を見て描くこともありますが、女の子の入っている作品はポーッと構想が浮かんだ時に描きます。今回は「アメノウズメノミコト」を描かせてもらいました。アメノウズメノミコトが日本の芸能の始まりです。芸能の起源は宗教の起源、宗教の起源は芸能の起源、切っても切れない仲です。私も大学の卒業式の夜は六本木のディスコでオールナイトで踊ってました。果たして、アマテラスは降りて来るのでしょうか。