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「現在の僕と絵について」

早いもので、僕がアトリエのメンバーになって、6、7年が経ちます。最初の頃の僕は、ボールペンと水彩絵の具でイラストを描いていました。そして、見よう見真似で、先輩や仲間たちの様にキャンバスの小品に油彩やアクリル絵の具で絵を描くようになりました。

アトリエの仲間は皆、とても上手な絵を誰に教わったわけでもないのに描きます。はっきり言って、僕の絵は下手だと思います。ですから、通信教育の油絵講座をとったり、色鉛筆講座をとったりして上達しようと思いました。どちらも終わりまで続けたのですが、僕の絵は上手くなりませんでした。だから今度は、開き直って、下手な絵を堂々と描いてやろうと思って、ミュージシャンシリーズを描くことにしました。そうやって、何とかかんとかアトリエに通うのを続けるうちに、不思議なことがあるもので、東京都民展に4年連続で入選しました。現在、僕は都民展の準会員の資格をもらいました。絵心などまるで無かった僕が、現在そのような状態ですので、何事も10年がかりだと思います。僕は努力の絵描きです。いや、絵描きというよりも、障害者のリハビリなのかもしれません。このような場所を与えてくれた安彦先生や先輩や仲間たちに感謝しています。どうも有り難うございました。

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