今日はチューニングが合わないし、接続状態も良くない。いや、それはラジオでも、インターネットでもなく、私の頭のことで…。だから、何を書いたらいいのかわからないな、などと呟く。つまりは今書いてるこのコメント、心のアート展のコメントのことで…。
う~ん、う~ん、とひねりだす。力んで排泄して、頭の血管でも切れたら後が面倒臭そうだ。普段ならするりと出るから、無理はやめといたほうがいいのかもしれないが、実のところ、書かないのはもっと嫌なのである。大変な性分である。生きていくのは大変だ。生きるために死にそうである。
作品については、止むに止まれぬ気持ちで描いている。あまり癒しという感じではない。
私にはイメージは、浮かぶというより、かなり明確に現れる。それを表現したいと思うのは人に伝えたいからだと思う。多分、私を知って欲しいと思うからではないか。そして制作では、どうしたら自分の知覚的なものを、出来るだけ正確に伝えられるかで試行錯誤し、写真、動画、音楽、詩と試してきたが、今は油絵に夢中だ。なぜならば、なんとなくやり易いから楽しく感じるのである。私に向いているのかもしれない。その油絵を描く貴重な機会を与えてくれたのは安彦先生の〈造形教室〉であり、私は非常に感謝している。
今回出展した私の作品を見直したとき、共通のイメージを感じた。皆、何処かへ向かっている。何に向かっているのだろう。それは、光へ、出口へ、地平線へ…。此処ではない何処かへ行こうとしている。しかし、何処かなんてないことを私は知っているのである。