5年ほど前、母の病気そして死をきっかけに、絵をやめ約20年間通い続けていた〈造形教室〉のアトリエを離れた。家でちょっとした仕事があったので、母の看病しながら仕事をし、亡くなってからは仕事に専念する日々を送っていた。昨年秋頃、アトリエの存在が気になりだした。絵はあまり描きたくなかったが、誰かと話しがしたかった。そんな気持ちが暫く続いたので、思い切って安彦先生とスタッフの宇野さんに思いを伝えた。安彦先生も宇野さんも、そしてアトリエの仲間たちも、心良く迎えてくれた。
最初は凄い緊張が続き、絵にも集中できず、何となくしっくり行かない日が続いたが、しかし最近になってやっと絵を描く事に集中できる様になった。
何となく心が救われた思いがした。今では、初期の頃の様な気持ちで絵を描いている。
救われた・・。