「今回展示された作品について」
皆様、「心のアート展」を見に来て頂きありがとうございます。私の作品について少し書こうと思います。
「樋口一葉」は、5,000円札で有名ですが、実際の写真を観るとだいぶ違いました。少し面長で、現代美人のようでした。バックの字ですが、「樋口一葉」の本に載っていた一葉の自筆の字を描きました。コピーを貼れば簡単なのですが、私は黒い紙を細く千切り、爪で型取りながらできるだけ忠実に再現して貼りました。
『私の心臓は毛が生え、神経は鋼鉄より太く硬く』は、抽象的自画像です。ピンクや茶色の毛が三つ編みになるくらい生えていて、ハート型の下に縦に伸びているのが神経です。ハートの中のピーナッツは、頭が空っぽなのを現わしています。ナイフの山は他人をたくさん傷つけている事を現わしています。今回は、紙を貼っただけでも奥行きが出るように工夫しました。制作するにあたって、協力頂いたメンバーさんやスタッフの方々に感謝しています。