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「社会に関する雑感」

最近、底辺労働ながら一般企業で一般枠で働くようになり芸術とはあまり縁のなさそうな方々と過ごす時間が多いです。仕事を通じた社会に対する貢献はそれ自体、一般的なものでいっそのこと仕事に専念した方が良いのではないかと考え方に理解できるところもあるような気がしています。社会に昔のように余裕がなくなっている最近の日本にこそ芸術は何のために社会に存在しているのかという問いをたてて芸術家もゼロから考え直さなければ将来の芸術の存在は危ういと思います。僕自身、芸術の存在意義をいろいろ考えて、たどり着いた姿が日本の縄文時代でした。縄文時代が一万年近く続いた持続した文明であったということと縄文人が見事な土器や土偶を作りだす人達だという事が深い関連性があるように思えてならないです。古代文明でも物質的繁栄を追求した結果滅んでいったものは沢山存在します。縄文時代は感性を追求していった文明だったからこそ長く継続できたのだと思うのです。現代文明でも物質的繁栄を追求すれば資源や権益をめぐって対立し必ず行き詰まりますが感性を追求すれば持続可能性が高まるのではないでしょうか。ここ数年世界や日本で差別や排外主義が横行していますが、芸術など理解できないという人達から無視排除されようともアホになり馬鹿になりピエロになり表現活動を続けようと決意しているところです。

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