私は自分自身が変われるのを待っていた
雨が降るのを待つように
時には嵐が訪れて変化することを妄想したりもしていた
でも本当に救われるというのは
相手の世界に自分の居場所を作るのではなく
自分の内面の世界に
相手の考え方を受け入れることが
揺るがない幸せであり居場所でもあると
考えるようになった
私は、共に絵を描く平川病院の皆さんの
壮絶な人生の痛みに自分の痛みをかばわれて
自分が変われないと思い込んでいた
自分の性格が変化していくことを感じた
一番に壊れやすいものは
人間としての優しさと愛情ではなかったのです
弱さというのも希望を強く求めれば
それも信じる力になり目の前に道があることに気づきます
怒りや憎しみが攻撃の姿勢こそが
もろくバランスを取りづらい壊れやすいものでした
私は素晴らしい絵が描けるわけではないですが
周りの方に負けていても
安定した居場所があるために
過去の自分にさよならを言いたいと思います