第6回「心のアート展」が『臨“生”芸術宣言!〜生に向き合うことから〜』というタイトルのもとに開催されます。
今回も多くの素晴らしい作品が寄せられました。
臨“生”芸術宣言にある、臨“生”とは副題にある”生に向き合う”という意味です。臨“生”芸術は、生に臨み、生に向き合い、そこに身をおくことで生じる、思い、感情、感慨を表現するものです。また表現する過程、絵を描いていること、作品を創っているということも、臨”生”であり、そのことがまた様々な思いを生み出す、そして創られた作品はそれを観る人にも様々な感慨をもたらす、それが臨“生”芸術ということではないかと思います。表現することは、心を整理したり心をより客観的に見たりすることの助けになり、またさらにより深い思いや新たな思いを生み出すことにつながるものだと思います。
絵や造形による表現は言葉によるそれより一層自由で制約が少ない、まさに臨“生”芸術にはうってつけのものと思います。私も絵を描くこと、観ることが好きで、今回より審査員に加えていただきました。寄せられた多くの作品を拝見し、いずれの作品からも作者の臨“生”を感じ、さまざまな思いに駆られました。審査とともにとても素晴らしい体験でした。
ある審査員の方が、以前の展覧会の図録に“「心のアート展」ほど観客の方々が長く会場に居る展覧会はない”と書かれていました。「心のアート展」は正に臨“生”芸術展なのだと思います。多くの方が会場に来られ、臨“生”芸術を観ていただきたいと思います。
またこれからもますます多くの方々が作品を創られますよう、切に思っています。