これまでの展覧会

特集展示 L’Atelier du Non Faire 心のアート展

1983年、メゾンブランシュ精神病院のある病棟に、精神科医のパリエントと画家でミュージシャンでもあった看護師クリスチャン・サバスによって、この自由な表現の場は創設されました。パリエントがその発展の基礎となる環境を整え、サバスが活動の最初の指導者となったのです。

創設から10年後には、ノン・フェールの画家たちが新たなメンバーたちのよき指導者となり、そこはメンバーたちを孤立させることのない、生き生きとした関係の場となりました。そして20年後には、5000点に達した作品を収容するために、アトリエは1000㎡に拡大されました。

アトリエの型破りな活動は、メンバーたちが心の痛みを拭い、安らぎを得ることへの一助となっています。そして様々な文化的イベントを通して、このような活動が世間に知られることで差別や偏見による孤立無援状態が解消され、円滑な社会復帰がなされるようになりました。ノン・フェールの活動は、精神障害に対する社会的な排除や差別、偏見などとの戦いでもあったのです。

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