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「斜光」

意図しない人生―考えてみれば誰だってそういう道を歩んでいる。路傍の石に蹴躓いたのが創作というものであったのだ。何をどう転んで何故そうなのか。君はそういう事をして生きてゆけという声無き声に導かれ、また自ら望み、20数年経っていた。人為、天意、そうであったのだ。人生、創作も山に雨が降り、川を流れ大海に注ぎ、蒸発して雲となり、再び山に降り注ぐ。それの繰り返し。僕自身を選びとり、評価し規律するのは僕自身とA先生だけである。故に常に自分を見詰めていなければならない。これは譲れない。ところが最近、僕は気付き始めたことがある。一人でも、いや二人でも無かったのだと。身の回りに沢山の「輝ける原石」がある事に!

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